クロミッド

排卵誘発剤<クロミッド>は、どうしても妊娠したい方の不妊症治療薬

「排卵誘発剤」とは?

「排卵誘発剤」とは、その名の通り「排卵」を誘発させる薬です。

代表的なお薬として「クロミッド」があります。クロミッドの詳しい効果・効能のご説明の前に、まずは「排卵」の発生について少し触れておきたいと思います。

卵巣から卵が排出される「排卵」という現象(※生理開始日から数えて15~18日目に起きます)は、脳下垂体から分泌されるある2種類のホルモンの卵巣への刺激によって引き起こされます。

その2種類のホルモンが、卵胞刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンで、通常は間脳視床下部で生成される性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が脳下垂体を刺激することにより分泌されます。

これは言い換えれば、性腺刺激ホルモン放出ホルモンが十分に分泌されなければ、卵巣も良い刺激がもらえないため「排卵」が起こらないということです。当然、必然的に妊娠できる可能性も減ることになります。

そうした原因で不妊に悩まされる女性に効果的なお薬が、「排卵誘発剤」です。

排卵誘発剤「クロミッド」の効果と妊娠率

排卵誘発剤とは、卵巣を刺激するホルモンの、またはそのホルモンの分泌を促すホルモンの補助をするメカニズムを持つ薬です。

「排卵誘発剤」と一言で言っても、「エストロゲン(卵胞ホルモン)剤」、「プロゲストロン(黄体ホルモン)剤」など多様な種類がありますが、それらの中で最も一般的なお薬がクロミッドです。

クロミッドは、排卵に重要な「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」を分泌する間脳視床下部に刺激を与えることで、卵巣内にある卵胞の成熟を促進させ、「排卵率」を60~80パーセント・妊娠率を最大30パーセントまで引き上げる効果を持ちます。

また、他のお薬に比べて極端に激しい副作用は起こらず費用の負担も少ないことから、昨今では主な不妊治療薬の1つとして多くの女性の不妊治療に使用されています。

クロミッドと排卵日及びタイミング

それでは、クロミッドの実際の服用方法について説明していきたいと思います。通常クロミッドを服用する期間は、生理の5日目からの5日間とされています。

服用回数は1日につき1回(24時間毎)ですが、「いつ」飲むかの指示は医師によって少し異なります。もし服用のタイミングに具体的指示が無かった場合は、胃に負担を掛けないよう、なるべく食後に服用することをオススメします。

また、飲み忘れた場合の指示が無ければ、生理の5日目からの5日間が経てばそこで服用を止めてください(※薬が余っても構いません)。

服用する量については、最初は1回につき1錠から始めそれで排卵が起こらなければ、(※「排卵」は最初に服用した後9~10日で起こるとされていますが、あくまで個人差があります。)徐々に2錠、3錠と量を増やすという方法が一般的です。

また、排卵の有無を調べるのにはよく排卵調査薬が用いられます。

しかしこの排卵検査薬は、「現在排卵しているかどうか」ではなく、「(排卵直前に急上昇する黄体ホルモンが尿中に分泌されているかどうかを調べ)16~24時間後に排卵が起こるかどうか?」を示すものです。

ややこしい薬名のせいか、「妊娠調査薬」と同じように考え、間違って使っている人もいると聞きます。その点は十分に理解しておいて下さい。

したがって、陽性反応が出た場合は、その時点から16~24時間後が、性交をもつ絶好のタイミングと言えます。

また、卵子の寿命は一般的に24時間となっていますが、受精して着床し妊娠に至るには、始めの6時間内での受精が望ましいと言われています。そのため、強い(濃い)陽性反応が出てからではなく、まだ弱い(薄い)反応の時点で性交のタイミングを計ることを理想です。

クロミッドの副作用(頭痛・腹痛等)

クロミッドの服用にあたり、副作用を心配する女性の方も多いと思います。

病気(卵巣腫大など)になるほど極端に激しい副作用は滅多に起こりませんが、残念ながら、頭痛・吐き気・めまい・頻尿・腹痛・体温低下などの副作用が発生する可能性は大いにあります。

しかし、こうした症状には個人差があるので、症状が辛い場合は産婦人科医に相談し、薬の量を調整してもらってください。

その他、クロミッドにはもう1つ欠点があります。それは、「長期に渡るクロミッドの服用は逆に妊娠を妨げることになる」という点です。

排卵誘発剤とは、言い換えるならば強制的に排卵を促す薬であるため、子宮に負担をかけてしまうことはどうしても免れません。

したがって、長期に渡り服用で子宮への負担が繰り返されれば、子宮内膜が薄くなり、せっかく卵子と精子が受精し受精卵となっても、着床しないという事態が発生する危険性が高まります。また、単純に身体に耐性がついてしまい、薬そのものが効かなっていってしまうこともあります。

以上の理由より、クロミッドは半年以上に渡り服用することは避けてください。半年の期間内で妊娠に至らなければ、他の不妊治療も検討する必要があります。

クロミッドの入手方法と通販について

クロミッドは、病院からだけではなく通販により入手することもできます。

クロミッドを通販で購入している方の意見を聞くと、『なかなか時間が取れなくて病院にいけない』、『病院での問診や触診が恥ずかしい』、『病院でバッタリ知り合いに会いたくない』といった声が聞かれます。

既に一度、病院でクロミッドの処方を受けたことのある方などは、「時間」や「手間」などを考慮して通販での購入に積極的なようです。いずれにしても、クロミッドについての理解、及び信頼できる通販ショップの選択は避けられないところです。

また、クロミッドの購入に幾ら掛かるのか気になる女性の方も多いと思います。

主な通販ショップでは、「クロミッドのジェネリック」の50錠(※1日1錠内服する場合だと10周期分)単位の販売で5,000円前後の販売価格となっています。

病院では1~2周期ごとに様子を見ての処方が一般的かと思いますので、妊娠が確認出来なかった場合、その都度足を運ぶ必要があります。したがって、特に1日2錠以上クロミッドを服用する方は、通販での入手を検討するのもよいでしょう。

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