特徴・長所

避妊フィルムは、オブラート状のフィルムを清潔で乾いた指で四つ折り程度にし、性交直前に膣内に挿入して避妊する方法です。膣内に挿入した後5~7分程度でフィルムが溶け始め、溶けた成分が殺精子剤となり妊娠を防ぐ効果を発揮します。避妊の効果は2~3時間程度です。

挿入時の注意点は必ず子宮口まで挿入する事です。膣の奥にあるコツコツとした固いものが子宮口です。挿入前にあらかじめ子宮口を確認しておく事が失敗をしないコツです。なお、使用後に洗い流す必要はありません。避妊率は決して低くはありませんが、コンドームと併用する事によってより高い避妊効果を得る事ができます。

避妊フィルムは、過去に「マイルーラ」の商品名で市販されていましたが、成分であるポリオキシチレンノニルフェニルエーテル(合成洗剤と同じ成分)に発がん性等の危険が考えられるという事で、日本では現在製造中止になっています。しかし、医療の先進国アメリカでは大変有効な一般大衆薬として認められており、「VDF」または「VCR」という商品名で薬局等で手軽に購入することができます。使用方法・商品の形状は「マイルーラ」同様です。

短所・副作用・失敗例

一番多く見られる失敗は、膣に挿入する際に指にくっついてしまい子宮口まで上手に押し込むことができないことです。慣れないうち指にくっついたままそのまま出てきてしまう事もあります。その際は、また改めて新しいフィルムを使用し挿入し直します。

性交中の違和感や副作用はありません。性感染症予防はできませんので必要な場合はコンドームを併用してください。避妊フィルムは日本では前向きに販売されていませんが、ごく少数のドラッグストアやインターネット通販で入手できます。

実際に使用した方の体験談


Dさん(21歳)

コンドームは痛いし病院で避妊具の相談をするのも恥ずかしいので、ネットで輸入販売しているものを買って使っています。最初はフィルムを入れるのが難しくて何枚か失敗しましたが、すぐに慣れ1回で成功できるようになりました。半年くらい使っていますが今のところ何も問題ありません。

Eさん(25歳)

知り合いが5年間避妊フィルムを使い続けて妊娠しなくて、使うのをやめた途端妊娠したということで使う事にしました。彼とは結婚を前提にお付き合いしていますが、今はお互い子供は作らないという考えが一致し、コンドームより避妊率が高いフィルムを使用しています。手軽に購入できるし必要な時だけ使えるので、私達にとって使い勝手がとてもいいです。

値段・費用

1箱に6~10枚程度入っているものが一般的です。価格は販売メーカーや取扱店によって異なりますが、平均すると1枚あたり200円程度になります。


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